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築3年・50坪の家の裏にある「20坪の隣地」格安で打診…買うべきか悩んだときの判断軸

隣りの空いた土地(20坪)を購入しないかと打診がありました。

 

我が家は築3年目で50坪の土地です。

 

実は、この20坪の土地を新築の際、購入したいと売主に打診してました。

 

しかし、1年経っても返事がなく諦めて50坪の土地に家、庭を作り建てました。

 

そして、今更購入しないかとの話。20坪ではどこも買ってくれなかったんだと思います。

 

提示された金額はかなり格安で、今なら現金一括で買えます。

 

ただ、家の裏なので活用法が駐車場くらいしか思いつきません。

 

皆様なら、家の隣りの土地が売りにだされたら購入しますか?

FPとしての解決策


家の隣地という“特殊な条件”に対する不動産の購入判断は、通常の土地選びとは異なる視点が求められます。今回は次の3つの軸で整理してみましょう。

1. 「隣地は希少資産」だと考えるべきかどうか

土地という資産は、位置と接道条件が命です。特に「自宅に隣接する土地」は、将来の拡張や売却時においても唯一無二のアドバンテージになり得ます。

 

仮に売却する場面を想定したとき、「隣地も合わせて広い土地として売却できます」となると、分筆しやすい・活用範囲が広がる・資産価値が高く評価されやすいなどの効果があります。

 

また、隣人に土地を購入されてしまうことで、想定外の建物・用途が出現する可能性もあるため、「購入してしまうことで将来リスクを回避できる」という意味でもメリットは小さくありません。

2. 現金購入できる=長期的に“持て余さない”資金計画かどうか

現金での購入が可能とのことですが、それでも確認すべきは**「そのお金は“使っていいお金”かどうか」です。**

 

たとえば教育資金、老後資金、住宅ローンの繰上げ返済に回す予定の貯金であれば、そのまま土地購入に使うのは再検討が必要です。

 

逆に「余剰資金として投資に回す予定だった」「資産保全用の現金」といった位置づけであれば、**土地購入も立派な“実物資産への投資”**です。流動性の低さ(すぐに換金できない点)はネックになりますが、地価の底堅いエリアであれば十分に資産価値の維持は期待できます。

3. 活用法が限定的な場合でも「第三者に渡さない価値」があるか

現在は「駐車場くらいしか使い道が思いつかない」とのことですが、それでも将来の柔軟性・拡張性・プライバシー確保などの面で有利になります。

 

また、もし「狭小地」であるなら、第三者にとっては活用が難しく、結果として放置・荒廃のリスクもあります。そのような事態を避ける意味でも、隣地を自分でコントロールできるのは大きな安心材料です。

 

一方で、固定資産税・草刈りなどの管理手間は発生しますので、「なんとなくもったいないから」での購入は避けるべきです。あくまで、将来的に活用できる可能性・相対的な価格の割安感・買わないことによる後悔リスクを天秤にかけて検討してみてください。

みんなのリアルな回答まとめ

格安ならなおさら買いますね~

 

資金面で問題が無ければ買います。

 

隣の土地は借金してでも買えって昔の言葉

 

それくらい価値あるもの

 

それも格安なら間違いなく買いだと思います

 

売主が値下げした金額だといつか誰か買うかも。

 

20坪でしたら家建ちますよ~。

 

いくら家の裏とはいえ、境界線ギリギリで3階建てなんて建てられたらきつくないですか?

 

結局こちらも塀や目隠しなど新たに出費する可能性ありますもん。でしたら土地代のほうがいい。

 

新築当時だったら買ってたと思うけど今さら要りません。

 

新築の時にその土地が買えて庭や家が広く出来たと言うなら良いですが今さら家の裏になる土地は要らないです。

 

日当たりがよっぽど良いとか、その土地を活用したい何があるんだったら買いますけど、買うことにより固定資産税もあがるしそのお金は違うことに使います。

 

我が家の隣は駐車場です。

 

うちが建てたハウスメーカー(地場企業)の所有で、開発の関係で我が家の隣の区間を月極駐車場にしている状態です。

 

我が家はハウスメーカーにもし宅地として売るなら約5坪位の面積を売ってくれないかと打診してます。

 

5坪、微妙かも知れませんが、多分宅地としても使い辛そうな部分なので、(縦長の敷地で下の方がΣのような形の駐車場)売る際には一度検討してほしいと伝えてます。

 

駐車場だったり、物置スペースにするなり使い道はあるので、我が家だったら買うかなー。

 

建物は増築等で面積を増やせますが、土地は隣に家などが建ってしまったら広げようがありませんので…。

 

現金一括で買える程度の価格なら有り難く購入して物置き小屋でも建てます。

 

モタモタしてたら第三者に買われて高層階の家を建てられたりそれこそ月極め駐車場とかになりかねませんよ。

 

私だったら迷わず買いますね。

 

隣に変なものを建てられるより雑草が生えようが自分の土地なら文句も出ないと思います。

 

変な人に買われても嫌なので、余裕があるなら買います。次売るときに2区画にしたほうが売りやすそうだし。

 

建て替えの時だってあれば良い間取りをとれそうだし。

 

畑とかでもいいかもしれないし・・・

 

でも、お金に余裕があったらです。

 

税金とか、買った後にかかるお金もありますしね。

 

今は土地などはなかなか売れない状況下でもあります。

 

それを購入することでいざというとき買い手がつかないという状況も考えたほうがいいかな。

 

後は土地は簡単に売却できるというものではありません。

 

将来的に都市計画やらなんやらの地域に入ってしまったりすると安易には売れなくなることもあります。

 

ですから売れないときに将来子供が困るような可能性があるならば私なら購入しません。

 

いくら資産とはいえうれない土地ほどマイナスなものはないですからね。

 

それを引き継ぐ以上は売れなくても一生固定資産税支払っていくという大きな負担にもなりますから。

 

買って大きめのカーポートか車庫つけたいな~。

 

って私の 欲望は置いといて、格安で資金に問題ないなら買います。

 

上の方がいうように裏に家たったら暗くならないかしら。

 

知り合いの家で30坪で、三角形の地形になってるからいらないと買わなかったらぎりぎりに家を建てられ、庭に出るのも気を遣うし、日が当たらなくなったといっていたので。

 

沢山のご意見ありがとうございました。

 

買うという意見が多く、びっくりしました。どなたかもおっしゃってましたが隣りの土地は借金してでも買えって本当なんですね。

 

よく検討して後悔のないようにしたいと思います!大変参考になりました。

みんなの回答から見えてきたこと

今回の質問には、多くの方から「買うべき」という意見が寄せられました。価格が“格安”であること、隣地という特別な位置関係にあることが、決断を後押しする理由として共通していた印象です。一方で、「買わない」判断をする人の考え方にも、家計や将来のリスクに対する深い配慮が見られました。ここでは、失敗談・慎重派の意見 → 前向きな購入派の声という順に整理します。

慎重な声:土地は「維持コスト」がある資産

買わない選択をする人の理由は、主に以下のようなものでした。

・将来的に売れない可能性への懸念:「土地は資産」とはいえ、売却が難しい土地を持ち続けることは“負債”になりうる。子世代に負担を残すリスクを避けたいという声も。
・固定資産税・管理費の増加:買っても活用できなければ、草刈りやメンテナンスの手間、税金の負担が増えるだけになる可能性がある。
・「今さら要らない」感覚:新築当初なら欲しかったが、いまさら家の裏側の土地を買っても価値を見いだせないという声も。

こうした意見には、「その土地に“経済的リターン”を見出せるか」という冷静な判断軸が通っています。資産としての土地であっても、“使わない土地”にはコストがかかり続ける現実があります。

前向きな意見:「隣地は唯一無二の価値がある」

一方、購入を推す意見の多くは、「隣地は借金してでも買え」という古くからの格言を引用しており、次のような理由が挙げられました。

・将来の安心につながる:「境界ギリギリに家を建てられるくらいなら、自分で持っておいた方が安心」と考える人が多く、プライバシー確保や日当たりの確保を重視する声が目立ちました。

 

・次の建て替え時に有利になる:「間取りの自由度が上がる」「土地を2区画にして売るときに有利」といった、将来の柔軟性を評価する意見がありました。

 

・活用しなくても“守れる”ことが大事:「草が生えようが駐車場にしようが、自分の土地なら文句も出ない」といった、使い道よりも“誰にも渡さない”安心感を大切にしている人もいました。

 

・駐車場・物置など、使い方次第で活きる:活用例としては「駐車スペース拡張」「物置小屋」「畑」など、日常生活で役立てる用途が多く挙げられました。

中には「現金一括で買えるならありがたい」「迷ってる間に他人に買われるのは嫌」という、“自分の暮らしの延長としての土地活用”という考え方も印象的でした。

さいごに|FP視点でのまとめ

隣地を購入するかどうかは、一見「お得かどうか」の話に思えますが、実際には家計・資産管理・家族の将来設計という複数の視点から整理して考える必要があります。

 

まず、資金面に問題がなく固定資産税や維持費の支払いにも無理がないなら、購入することで得られる「安心」と「資産の自由度」は大きな価値です。隣にどのような建物が建つかわからないという不確定要素を、自分の所有で排除できるのは心理的にも経済的にもメリットが大きいといえます。

 

一方で、「土地を買うこと=将来の負債リスクを引き受けること」でもあります。土地は流動性が低く、いざ手放したくても簡単には売れません。特に活用方法が限られ、住宅用地以外の用途が思いつかない場合は、長期的な維持コストと子世代への引き継ぎまで視野に入れるべきです。

 

FPの立場からお伝えするなら、「購入後の活用プランが現実的にあるかどうか」「5年後・10年後にその土地をどう扱っていたいか」という2点を明確にできるかが判断軸となります。もし将来、建て替えや売却時に敷地全体として使える構想があるのであれば、今のタイミングで取得しておくのは合理的といえるでしょう。

 

なお、土地購入や住み替え、建て替えなど大きな決断をする際には、住宅ローンの事前診断や不動産価格の相場把握も重要です。

 

たとえば、【モゲチェック】なら自身の年収やライフプランに応じた最適な住宅ローンの診断が無料で受けられますし、【イエウール】を使えば周辺土地や自宅の査定額も複数社からまとめて比較できます。

 

迷っている今だからこそ、数字とプロの知見を味方につけて判断材料をそろえることが、後悔のない選択につながります。購入するかどうかは最終的にご家庭の価値観次第ですが、検討段階での「情報の質と量」は、未来の安心に直結します。