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建売住宅は値引きできる?300万円の交渉はアリかナシかFPが解説

担当者と話をしていて「これだったら300万円は安くできます」などと言われた物件があり、住宅に関する掲示板を読んでいてもたまに数百万の値引きというくだりがあったりするのですが、新築戸建の値引きというのは一般的なのでしょうか??


新車購入のように、ある程度値引きありきで考えていいものなのでしょうか??


今はその不動産会社の持つ物件の他に、SUUMOなどに出ている物件で気になるものがあれば別会社が出している物でも教えてほしい(その会社で売れるかもしれないので)と言われており、自分でも物件探しをしております。


値引きありきということで予算よりプラス200-300万円の物件も視野に入るとだいぶ視野が広がるな、と思いまして。。


ちなみに担当者にも聞いてみたのですが、「できるものとできないものがある」という返事で、あまりハッキリ答えたくなさそうでした。。


新築戸建を買われた皆さんはどうでしたか?

FPとしての解決策|建売住宅の“値引き”はある。でも「予算拡大」は慎重に

1. 建売住宅に値引きは存在する。だが“タイミングと物件次第”

新築の建売住宅は、販売会社や分譲主の「売り急ぎ」「在庫調整」などの事情により、数十万〜数百万円の値引きが行われるケースがあります。
特に以下のような状況では値引きの可能性が高くなります。

値引きされやすいタイミング・条件

・決算期(3月・9月)直前
・分譲地の残り1棟になったとき
・販売開始から3〜6ヶ月以上売れていない
・モデルハウスとして使われていた在庫物件
・担当者に「今日決めてくれたら…」と即決を促されている

実際に「300万円安くなります」と提示されるのは、「決めてもらうためのクロージング手段」として営業現場では珍しくありません。

2. ただし、“値引き前提で予算を上げる”のは非常に危険

「200〜300万円予算オーバーの物件も、値引き前提で見ていいか?」という問いに対しては、FPとしては明確にNGです。


理由は以下の通りです。

値引きありきで予算を広げると陥るリスク

・想定通りの値引きが入らなかったときに家計が破綻する
・「今決めれば下げます」という営業トークに焦って判断を誤る
・そもそも値引き後の価格が“割安”とは限らない(比較対象がない)

つまり、値引きは“オマケ”であって、“前提”にして予算拡大を正当化するものではありません。


住宅ローンの審査上も、購入価格が高くなると「借入限度・返済比率・金利条件」などに悪影響を及ぼすことがあります。

3. 「値引き交渉」を前提にしない代わりに、“買っていい価格”を自分で知る

FPとしておすすめするのは、「この物件ならいくらまでなら家計的に買っていいか?」を自分で把握しておくことです。


そのために最も効果的なのが、住宅ローン診断ツールの活用です。

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・月々の支払額が家計に合っているか?
・変動・固定の向き不向き
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4. 値引きが“悪いこと”ではなくても、「焦り買い」は後悔のもと

住宅購入は「金額」だけで決めると失敗します。
数百万の値引きがあっても、以下の視点が欠けていると、結果的に不満が募ることも多いです。

・立地・通勤・子育て環境
・駐車場や道路幅の使いやすさ
・日当たりや収納、老後の動線
・売却時の資産価値(値引きされた家は“安く売られる”前提)

FPの結論|“値引き後”の価格が「家計と照らして妥当か?」がすべて


「いくら安くなるか」ではなく、「この価格なら家計的に安心して暮らしていけるか?」という視点に切り替えましょう。


そして、“買っていい価格の上限”を明確にしておくことで、値引きが入ったときも「冷静に判断できる地図」が手に入ります。


予算ギリギリで買う家は、“不安”という副作用を抱えやすい。そうならないために、「支払えるか」ではなく「暮らせるか」で判断できる体制を、今のうちに整えておきましょう。

みんなのリアルな回答まとめ

値引きありきはその物件によるとは思います。


担当者さんの言う通り、できるものとできないものがある。


売れ残り物件は比較的安くしてくれる可能性はあるけど、建築段階でまだ完成していない物件などはこれからが売り出しなので、そんなに引いてくれないです。


うちは、建築段階の物件だったので50万が限界と言われました。

売れる物件は、安くならないと思います。


あと、元々値段を抑えている物件も安くならないです。


買っていませんが、住み替え予定で戸建の見学をしていました。


売れそうな所は、値引きの話しはありませんでした。


本当に人気なら、水面下で売れる場合もありますし・・


あったのは、売れない物件です。


大手のハウスメーカーですが、向こうから電話がありいくらなら買って頂けますか?と打診されました。


あるマンションは値引きなしですぐに完売で10年経っても購入時と同じ金額、それ以上で売れるそうです。


それは、元々の値段が抑えられているからだそうです。


ご近所さんで、あのマンション1000万値引きされていたよと嘘の噂を流す人もいましたが・・


値引きありきで予算をあげるならやめた方が良いと思います。

購入したのは中古物件でしたが、新築、中古、色々みました。


ありましたよ。300万円くらい値引き可能と言う物件。


値引きしてでも売りたい=それだけ人気がないってことです。


300万円値引きで購入して満足したと思ったら、同じエリアの物件が余ってて、どんどん値下げしているのを見ながら住み始める、なんてこともあるかもしれない物件ってことです。


それくらい、一気に300万円値引きって、かなり大きな額だと思いますよ。


しかも「300万は」の「は」が気になる。もっと値切れるかも?


どこの世界も人気があれば値下げする前にささっと売れてしまい、売れ残った物はどんどんどんどん値下げしていくのが必然だと思います。


私は新築でも中古でも、あまりに売れなくて500万~1000万円、最終的に値下げした物件を知っています・・・。


ちなみに、新築は1年以上売れないと、中古となります。だれも住んでいなくても。車で言うならば新古車ですね。

購入には至りませんでしたが、何件か見ました。


・建築中の建物
ほぼ値引き不可、今売れなくても後で売れる可能性もあるから
壁紙を好きなものに変更してもらったりは出来るかも?


・建った直後~オープンハウス前
多少はあるかも?もしくは付いていなかった網戸等をおまけにつけてもらえるかも?


・オープンハウス時
多少(80万円とか)なら引いてくれるかも
プラス飾ってある家具をもらえるかも?


・それでも売れないとき
家が傷んでくるし買う側も「この家にはなにかあるの?」と不審がってきてしまう
早く売り切りたいから少しずつ値下げしていく


という感じでした。


値引きを単にお願いするよりも、何かしら欠点を探してそこをつつく方が効果はあると思います。


その分を含めて値段設定している場合は難しいですが。仲介業者さんにしても、理由がある方が交渉しやすいですし。


うちの周りで業者さん側から300万円も下げてもらえる話がきたら何かあるなと思って逆に引いてしまうと思います。


(新築戸建てが3500~5000万円程度の地域です)あとは需要と供給のバランスにもよると思います。


不動産会社に働いてます。


物件によると思います。なので、必ずしも、値引きあり、と考えないほうがいいかも。建て売りをうちも作り販売しますが、建築にかかった費用や土地にかかった費用を計算し、最低この価格までなら、という価格は設定してます。


なので、そこまでの価格までなら、というものはどの物件もありますが、もうその価格まで値下げして出してる物件なら、それ以上はないかも。その最低ラインも、不動産会社によりけりです。


うちは、建て売りをするために買った土地代金が返済できて、そして、だいたい建物で少しでも売上がでたらいいという考えなので、だいたいその価格で最低ラインをくんでます。


あと、建築してから一年たつと、『新築』ではなくなります。新築、として販売できなくなります。


なので、建ててから一年になりそうな物件は業者も早く売りたい状況になりますから、建築から時間のたってる物件も値引き交渉しやすいです!(^ー^)


戸建じゃないですが、マンション購入のときは1千万値引きとかありました。さすがに1千万は多い値引きで、なんじゃそれと思ってましたが、10件中9件は値引きがありました。


10年前の東京でのことです。その当時、会社が土地を処分していたりして、マンションがたくさん建っていました。


だから、表向きは5千万だけど、冷やかしじゃなく売れると判断したら何100万か値引きという感じ。


物件の人気度や、相手の買う意気込みなどにもよりけりだけど、どの時代も、最初の表示は少し高めで設定してるはずだと思います。


高くすることはできないけど、値引きなら出来ますしね。


ここのディベロッパーはかなり高く表示してるとか、特徴もありましたよ。


いくつか見てみると、最近の動向がわかるので、それによって予算を変えるのもありだと思います。

車と一緒で定価で購入する人の方が珍しいと思っていました。


高額商品は値引きの駆け引きも購入の楽しみだとさえ思っています。


家とか車とか楽器とか絵は定価があってないようなモノというか参考価格くらいに考えています。


ただ↑家についてはどれも1点モノというかその土地にその家は1軒だけなので他に商談中のお客さんがいてその人に高く売れそうだったら値引きはほとんどないと思います。


値引きじゃなくてもオプションをサービスとか交渉次第だと思います。


家って売れ残ると税金の負担があったり、新築としての魅力も半減してしまってますます売れなくなる等の悪循環がありますので300万程度の値引きはあると思います。


もっと下がる場合もありますが、そうこうしている間に他の人に決まってしまう可能性もありますよね。


車なら他のお客さんも同じ車を買えますが家の場合は先着1名なので駆け引きが難しいですね。


値下げを待っている間に売れてしまう事もあるし。


例えば4棟4千万~4千300万くらいで販売していて自分が先にほぼ定価で買ったけど両隣の家が数か月で数百万値下がって悔しい思いをしたとかもよく聞く話です。


ネットで値段見れますしね。自分が購入した後は見ない方が良いのでしょうが、気になって見てしまいますよね。


売ってる側ですが・・・基礎工事の段階で値引きですか・・・


我が家ならありえませんが、もしかしたら他の物件を買いたいから売り急ぎたいのかもしれませんね。


その物件に500万の利益が乗っていれば300万値引きしても200の利益はありますからね。


利幅は薄くなるけど事業資金回収して次の融資をしてもらい年間の売上を確保したいのかもしれません。


決算が近くて今年度の売上に計上したいから利幅薄くして売り急いでるのかもしれません。


単に元々乗り気の物件じゃなかったから買い手が付きそうなら大幅値下げして売り逃げたい。


まぁ色々な理由があると思いますよ。


値引きは業者によりけりなので値引きありきで予算を上げるのはやめたほうがいいです。


自分たちの予算より高い物件の方がいいものが多いですからね。

もしかしたら、建築中ということ。キッチンやバス、クロスなどを予定より安いものに今なら変えれるから300万値引きできます、という意味では?建築ずみのものは変更しようがないですからね。


建築中で300万値引き、はうちでは考えられないです。もしくは、建て売りのための土地購入費用の返済を急いでて、または他の返済を急いでて、そちらにこの建て売りの売上を当てるのか、ではないでしょうか?

みなさま、ありがとうございました。


回転資金が必要なのかも、という説は思いもしませんでした。


水ものなので、需給バランス、会社の事情などなど、値引く時は値引く、そうでないこともある、とまさに「ある時はある」ぐらいに考えた方が良いのだなと思いました。


多くの方が書かれていますように、値引きありきで高めの物件を選ぶのは止めようと思います。


値引きがあって安く買えたらラッキーぐらいで、でもとりあえず値引き交渉だけは常にしてみようと思います(^-^)


勉強になりました。ありがとうございます。

みんなの回答から見えてきたこと|“建売の値引き”はある。でも「条件つきの運」と理解しておく

実際に新築戸建てを検討・購入した人たちの声には、「値引きはあった」というケースと「まったく無理だった」というケースが混在していました。共通していたのは、「値引きありき」で予算を上げるのは危険だというリアルな実感です。

成功談|値引きできた人たちの声

・売れ残りや築後日数が経った建売物件は、数百万円の値引きがあった
・販売会社からの駆け引きで「今日決めれば300万円値引き」という提示も
・モデルハウスや長期在庫は、値引き交渉に応じてもらいやすい
・決算期・年度末などは売り急ぐ背景があり、「業者都合の値引き」が入りやすい
・交渉材料として「クロス・設備グレードを落とす」提案が出て値下げ成立することも

つまり、「売り手側にどうしても売りたい事情がある物件」であれば、交渉の余地があるとわかります。

失敗談|値引きに期待しすぎて後悔した声

・建築中・人気エリアの物件ではほとんど値引きがなく、予算オーバーで断念
・「あとで値引きされるだろう」と期待していたが、先に他の人に買われて後悔
・予算ギリギリで買って、後日同じ分譲地の家が大幅値引きされたのを見てショック
・値引き交渉を焦って進めた結果、本当に気に入った物件を逃した

「値引き前提で物件を選んだことが間違いだった」という反省の声が多く見られました。

気づきとまとめ

・値引きの有無は、物件の販売状況・築年数・売主の事情によって大きく左右される
・「予算より高くても交渉で下げてもらえるかも」という発想は、“買える”を“買ってはいけない”に変えるリスクがある
・価格交渉はしてよいが、「値引きできたらラッキー」という冷静なスタンスが安心につながる
・最後に頼れるのは、「この価格なら安心して暮らせる」という家計との整合性

さいごに|FPとしてのまとめ


新築の建売住宅で「300万円値引きできます」と言われると、つい気持ちが揺らいでしまうものです。
ですが、FPの視点から見ると大切なのは、いくら安くなるかではなく、「その価格で安心して暮らせるか」です。


たとえ値引きが入っても──

・住宅ローンの返済が家計を圧迫し続ける
・子どもの教育費や老後資金との両立が難しい
・将来の金利上昇に耐えられない

こうした状態であれば、「安く買えた」と感じていても、暮らしの中でじわじわと後悔が積み重なってしまう可能性があります。

値引きは“運”、でも家計管理は“戦略”

建売住宅の価格交渉には、たしかに「タイミング」「物件の条件」「売主の都合」といった運の要素があります。
しかし家計設計には、運ではなくロジック(戦略)が必要です。


・値引きがあっても家計が苦しくなるなら、それは“安くない”
・値引きがなくても安心して暮らせるなら、それは“正しい選択”


この視点を忘れなければ、価格だけに振り回されず、納得してマイホームを選ぶことができます。

「今なら買える」ではなく、「これからも暮らせる」を基準に

住宅購入後に後悔しないためには、「支払えるか」ではなく「暮らせるか」で判断する習慣が必要です。
その第一歩として、自分の家計に合った住宅ローンの金額やプランを見える化しておくことが、最大の備えになります。


住宅ローンが将来の暮らしに無理のない設計か、不安がある方はチェックしておきましょう。


モゲチェックで住宅ローン無料診断を受ける(外部リンク)


「思わぬ値引き」は確かに嬉しい。でもそれが、将来の不安材料になってしまっては意味がありません。


“買ってよかった”という実感は、価格ではなく、家計の安定から生まれます。


だからこそ、「価格の話」と「家計の話」は、切り離さずに考えるようにしましょう。