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南側に家がある建売は日当たりが悪い?圧迫感で後悔しないための判断ポイントをFPが解説

何年かかけて物件を探してますが、立地にこだわりがあり決めきれず、やっと希望の土地に建売が建ちます。

 

まだ建築中のため、他の同タイプの内覧にも行き、夫婦で気に入り、売り出し中の2件を検討しています。

 

南東の角地の物件は予算オーバーです。

 

その北側の物件は角地よりも500万円安く予算内で、間取りなどの不満は今の所ありません。

 

ただ、南側の家と4メートル弱しか離れていません。2階は5メートルほど離れていて、屋根の角度からしてベランダに日は入りそうです。

 

1階がリビングです。

 

南側との間は我が家の駐車場と小さいお庭になりますが、駐車場は東側にも一台止めれるため、空っぽのスペースになると思います。

 

東側は6メートル道路、西側と北側は隣家の広い庭のためひらけてます。

 

今まで日当たりの良い家しか住んでこなかったため、南側に家のある生活が想像できません。

 

夫婦共働きのため、子ども達も保育園ですし、昼間は誰も家にいません。

 

休みの日も出掛けることが多いので、基本的に家で過ごすのは夜の時間が多いです。

 

今の住んでいる家にいても一日中カーテン締め切ってることが多いです。(洗濯物が見えるのが嫌なので)

 

土地の資産価値は低いですが、今後売って住み替えなどの予定はありません。

 

南側すぐに家があるというのはやはりかなりのデメリットでしょうか?体験談などありましたら、教えてください。よろしくお願いします。

FPとしての解決策

1.「日当たり不安」より大切なのは「ライフスタイルとの相性」

相談者の方は、「南側に家があると日当たりが悪くなるのでは?」と懸念されていますが、実際の生活スタイルを見ると、日中は家にほとんどいない、休日も外出が多く夜型の暮らしという状況が明確になっています。

 

このようなケースでは、「日当たり」はそれほど重視すべき指標ではありません。
むしろ以下のような観点から検討すべきです。

・夜間の生活空間(照明・窓位置・視線)の快適さ
・駐車場・庭の使い方(風通し・プライバシー)
・日差しよりも「採光設計」「断熱・照明の工夫」のほうが満足度を高めやすい

日当たりの良さは確かに資産価値に影響することもありますが、それは「将来的に売る前提」の場合に大きな意味を持ちます。
今回のように住み潰す前提であれば、住環境と家族のリズムが合っているかの方が、後悔しないポイントとなります。

2.無理のない予算で「納得できる生活」を優先すべき理由

もうひとつの大きな検討ポイントが「南東角地の500万円高い物件」と「北側の予算内物件」の比較です。
FPの視点では、500万円の差を住宅ローンでどう返していくかを冷静に見極めることが大切です。

 

仮に500万円の差を35年ローン(金利1.0%)で借りると、月々の返済差は約1.3万円ほど。
この金額が、将来の教育費や老後資金の圧迫につながる可能性があるなら、無理に角地を選ばないほうが賢明です。

 

さらに、住宅ローンの返済シミュレーションや、事前診断をしておくと、「今どれだけの余裕があるか」が具体的に見えてきます。

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※現在の年収や家計状況を元に、無理のない予算目安を出せるので、「角地にするべきか」の判断材料にも活用できます。

3.「売らない前提」の家こそ、“納得感”が最優先

相談者は「売って住み替える予定はない」と明言されており、これは資産性よりも満足感・暮らしやすさが重要な判断軸になることを意味します。

 

その上でチェックしておくべきは

・隣家との距離と採光(1階・2階それぞれ)
・ベランダやリビングの視線・音の影響
・夏冬のエアコン効率・通風の有無

これらを内覧時にしっかり確認し、「500万円安いが暗くて寒い家にならないか」「子どもが育つ環境として快適か」などを具体的にイメージしてください。

 

家は立地だけでなく、暮らしとの“相性”が決め手です。
そして、将来の「こうすればよかった…」を防ぐためにも、今、ローンの予算診断や生活シミュレーションを行うことは、何より大事な準備です。

みんなのリアルな回答まとめ

私の実家が同じような環境です。

 

実家は東側に大きな窓があるので(1階も2階も階段にも)、午前中は眩しいくらい日が差して何の問題もありません。

 

14時すぎると陰ってくるので、母は13時すぎには洗濯物や布団を取り込んでました。

 

でも部屋が真っ暗になる訳ではないので、電気(照明)は17時位~つけてます。(冬は16時位~)

 

昼間は誰もいないようですし、売る予定もないようなので、何の問題もないと思います。

 

最初は違和感があるともしれませんが、慣れると気になりませんよ^^

 

今は日中は不在がちでも老後は日当たりの悪い所で一日過ごすことになると思うとデメリットになると思います。

 

友だちの家が日当たり悪いです。

 

カビが生えやすいと愚痴っていました。

 

今まで日当たりの良い家にしか住んだことがないなら そこはやめた方がいいと私は思います。

 

日当たりってものすごく大事なポイントですよ。

 

リフォームとかお金をかけてもあとで解決できない問題ですから。

 

今は昼間誰もいないとしても仕事をやめたあとは家にいることになるし お子さんも大きくなったら今とは生活形態が変わります。

 

昼間お日様が入らない家にいるのは気が滅入りますよ。それに私なら南側の家をうらめしく思ってしまう嫌な自分になりそうです。

 

日の入らない家は 家が温まることがないので寒いと聞きますし冬に家にいる日は光熱費がかかると思います。

 

あと日中風を通せないならカビや湿気がこもりやすいと思います。

 

私なら日当たりは 家を建てる時の重要な条件として考えます。

 

似た感じです

 

住宅密集地で我が家も南側に隣家があり、ちょうど4メール位の距離です。東側にも窓があるので、午前中は1階のリビングにも陽が入りますが午後は無理です。

 

なので、他の方も書いてあるように寒いです。今の時期でも外はお天気でポカポカしているのに、家に入ると肌寒くて暖房をつける事があります。

 

ただ逆に夏は比較的暑くならずにすみます。外から家の中に入ると「涼しい」と感じる事もあります。もちろん冷房ないと厳しいですよ!

 

以前日当たりのいいマンションに住んでいた時は夏は外から帰ってくると地獄のように蒸し暑かったので・・・

 

あと、デメリットとしてはリビングの窓からの景色が・・・

 

隣家の北側の壁がやはり圧迫感あります。もう8年住んでるので慣れてしまいましたけどね。

 

わが家も同じ様な立地です。

 

南側道路、延長敷地(いわゆる旗竿地)が駐車場になっており、南側の前の家とは約4m離れており庭になってます。

 

東側、西側にも同時期に発売された建売があります。

 

一階リビングですので、確かに冬時期はもう少しお日様が入るといいなーと思う時もありますが、日中全く入らないことはなく、一番太陽の位置が低い時期でも10時~14時位は日が入ります。

 

一日中日が入ることはないですけど、概ね満足してます♪

 

代わりに二階のベランダは日当たりが一番いいですよ。
(あくまでもわが家の場合ですが。)

 

ただ、庭はガーデニングにはちょっと向かないかも。

 

前の家の陰で全く日が当たらない場所はどうしてもありますので、そこにはこけが生えちゃうこともあります。

 

日が割と当たるところに土を入れて花壇を作りました。

 

でも、そこも一日中は日が当たらないんですよねー。

 

そこそこ生育はしますが(笑)

 

同じ様な条件ですけど、お隣さんは夏時期に家庭菜園して、トマトやオクラとか上手に作ってますよ。

 

南側の道路は割と交通量の多い抜け道になっており、車や人の目が気になりますので、ちょうど南側の前の家がいい目隠しになっているなーと思っています。

 

日があたりすぎても床がやけたり、家具がやけたりするそうなので、今くらいの日当たりでいいかなーと。

 

南側の家の方が日中もシャッターを閉めていて、せっかくの日当たりだけど意味ないよねぇ?と疑問に思ったりで。

 

私は今の立地で総合的に満足してますよ♪

 

良いとこ悪いとこを考えて、納得できるかどうかと思ってます。

 

我が家がまさにその建売のような状況の家です。

 

道路の位置が少し違いますが、南側は4メートル強離れて隣家があります。

 

玄関が北西、ベランダではなくサンルームですが2階南にあります。

 

我が家も共働き、こどもは保育園、休みはあまり家にいません。

 

土地の場所は市内でもかなりの人気な場所で北向きでも需要があります。

 

南向きの土地がよかったのですが、150万ほど予算があわず断念して北向きにしました。

 

南に家があるのがデメリットかどうかは、考え方によると思います。

 

我が家の話ですが、4メートルほど離れていれば、冬場は別としてそれ以外の季節は意外と1Fにも日が入ります。もちろん周りのおうちの屋根の高さなどにもよりますが・・・

 

北にある玄関も採光を考えて窓を設置したので、暗くじめっとした雰囲気は一切なく電気をつけなくても大丈夫です。

 

2Fサンルームや子供部屋は、真南向きのためまわりのおうちに干渉されず日当たりいいです。洗濯物も冬でも数時間で乾きました。

 

ただ、今まで日当たりのいい家だったのであれば違和感がありそうですね。

 

我が家はこれまでも、東向きリビングのマンション、西向きリビングのアパートにしか住んでこなかったので同じような日当たりです。実家だけはものすごく日当たりがよく実家に行くとぽかぽか陽気で気持ちいいなと感じます。

 

でも500万も違うとなれば話は別で、私ならすっぱり諦めちゃいます。

 

これで良いという意見とやはり日当たりが大事という意見と、とても考えさせられました。

 

今ばかりでなく、老後のことも考えないといけないですね。

 

また来週見学してきます。

 

ありがとうございました。

みんなの回答から見えてきたこと

今回寄せられた体験談を通じて見えてきたのは、「日当たりの悪さ」が絶対的なデメリットではないということ、そしてもう一方で、「生活の変化に備える視点の重要性」でした。

日当たりが“そこまで気にならなかった”という声

・東側から朝日が入る設計なら問題なしという実例も複数ありました。午前中にしっかりと光が入れば、日中ずっと暗いという印象にはならず、「照明をつけるのは夕方から」という声も。

 

・共働き家庭では日中不在がちのため、日当たりはそこまで重視しなかったという意見が目立ちました。実際、昼間誰もいないなら、「日当たりの良さ」が持つ恩恵は享受しづらいのも事実です。

 

・また、南側に家があることで外からの目線が遮られ、プライバシー性が高まったという肯定的な評価も。通りに面している南向き住宅よりも落ち着いて過ごせるという利点を感じている方もいました。

 

・夏場は日が差しすぎないことで「室内が涼しくて快適」という声もありました。

やはり日当たりは重要だと感じた人も

・カビや湿気、寒さが気になるという声が複数見られました。冬は日が入らないことで室温が上がりづらく、「外より家の中が寒い」と感じることも。

 

・将来、在宅時間が長くなったときに気が滅入るのではないか?という不安を挙げる人もいました。特に退職後や子どもが巣立った後など、日中を家で過ごす時間が増えたときに後悔する可能性も。

 

・今まで明るい家に住んでいた人は、日当たりの変化に違和感を覚えやすいという指摘も印象的でした。「日差しがないことで気分が沈みやすくなる」といった声も散見されました。

「正解」は人それぞれ。でも後悔しないために

どちらの立場にも納得感があり、「絶対こうすべき」というものではありません。
だからこそ大切なのは、今の自分たちの生活と、将来の生活の両方を想像しておくこと。そして、「納得感を持って選べるかどうか」が何より重要だということです。

 

多くの声に共通していたのは以下の視点でした。

・実際の光の入り方を季節・時間別に確認しておくこと(特に冬場の午前〜午後)
・照明・採光設計・窓位置などの工夫の余地も見ておく
・「売る予定がない」場合でも、家に長くいる未来の自分たちを想像する

家の明るさは、ただのスペックではなく、心の快適さにもつながる要素。
正反対の意見が集まったからこそ、自分たちにとって何が心地よいかを、しっかり言葉にする必要があるといえそうです。

さいごに|FP視点でのまとめ


日当たりの問題は、住宅購入において感情と実務のバランスが問われる典型的なテーマです。

 

今回のケースでは、「共働きで日中は不在」「将来も売却予定なし」というライフスタイルの前提が明確になっていました。これは大きな強みです。資産価値やリセールを重視するなら南側の建物はネックですが、「住み替え予定がない」のであれば、その価値基準を家族の暮らしやすさに置き換えることができます。

 

一方で、家の中にどれだけ自然光が入るかは、生活満足度に直結するテーマでもあります。特に在宅時間が増える老後には、「日差しのある生活」のありがたみを感じる方が多く、購入後に「なんとなく気が滅入る」という心の不快感が蓄積することもあります。

 

そのため、もし迷っているなら「日照シミュレーション」などを用いて具体的な日当たりの検証を行うことをおすすめします。また、冬季の日中帯に現地に足を運び、太陽の動き・隣家の影・照明なしでの明るさを体感してみることも有効です。

 

さらに、「予算に余裕があれば南東角地を選びたい」というお気持ちがある場合には、住宅ローンのシミュレーションを通して“無理のない背伸び”ができるかどうかを可視化するのも一つの選択肢です。下記のようなサービスで、家計に合った借入可能額や、無理なく返済できる計画を見つけることができます。

 

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「今の自分たちにとって問題がなければいい」という視点はとても現実的です。ですが、家というのは10年、20年と変化し続けるライフスタイルの“入れ物”でもあります。

 

今すぐ決める必要はありません。ただ、今のうちに日当たりの実態や、老後の暮らし方を含めた将来設計を見据えておくことは、後悔しない住まい選びにつながるはずです。

 

後々「やっぱり…」と思わないために、少しだけ立ち止まってみてください。