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建売住宅で後悔しないために|日当たり・価格・立地の“妥協ライン”をFPが整理

建売のお家で、日当たり悪い等、イマイチ立地のかた、お値段いくらでしたか?

 

地域によってお値段違うと思いますが、購入した金額と、今の家の満足度って相対してますか?

 

こちらの地域は最初の売り出し価格2600万から3500万ほどです。

 

南道路で元々一軒家だった家を解体し、その土地に、家の立ち位置が三角形のように手前に1軒、後ろに旗竿地となる2軒建った建売がありました。

 

同時に発売された棟の内、手前と、うしろ西側の棟は日当たりも良く、値下げせずにすぐに売れました。

 

しかし、後ろの棟で東側の建物は1階の部屋はキッチンダイニング、風呂、トイレしかなく、朝8時から9時半までしか日が当たりません。それ以降は手前にある棟により日陰になり暗いです。

 

2階には4部屋あり、北側に独立の2部屋と、南側には和室と洋室の2部屋で、壁ではなく襖なので行き来できる作りになってます。この二階には日が当たります。

 

半年売れ残り、値が下がった物件でした。我が家はそれを妥協で買いました。

 

我が家が手が出せるギリギリのお値段だったからです。

 

本音を言えば駅徒歩圏内で、日当たり良好な家がいいけど、金銭的に夢のまた夢です。

 

庭なし、駅から車で約10分、バスだと遠回りのルートになり15分、旗竿地でも竿部分がわりと広く長く、車も縦に3台分可能。

 

大病院が家の裏にあり、救急車、ドクターヘリの、音がよくします。

 

この病院には最悪な記憶しかなく、二度と行かないと決めてます。

 

スーパーやドラッグストア、ファミレスなどは歩いて行ける距離ではあります。

 

そんな我が家、売れ残り2000万ほどで購入しました。

 

満足度は2000万ならこんなもんかと思ってますが、日当たりが欲しい私は宝くじが当たったら速攻で日当たりの良い家を建てたいと思ってます(笑)

 

皆さんの満足度いかがですか??

FPとしての解決策

1. 妥協ポイントが「将来の不満」にならないか冷静に見極める

この相談では、「日当たりの悪さ」「立地の不便さ」「病院の騒音」といった複数の不満を抱えつつ、予算の都合で妥協した経緯が語られています。これは決して特殊なケースではなく、多くの方が「すべて理想通りの家」は難しいと感じています。

 

ただし注意したいのは、妥協したポイントが“暮らしの質”に大きく関わる部分だった場合、その不満は年々強くなる傾向にあるということです。
家の価格や間取りだけでなく、「何を我慢するか」まで含めて納得できるかどうかが、購入前の重要な判断軸です。

2. 安さの理由は「売れ残り」や「マイナス条件」であることを見抜く

相談者の家は「半年間売れ残り、値下げされた物件」だったことが明かされています。購入者から見れば「ラッキーな掘り出し物」にも思えますが、冷静に考えると、

・日当たり不良
・間取りのクセ(襖で仕切られた2階)
・駅から遠い旗竿地

など、“売れにくい要素”がいくつも重なっていたことが理由です。

 

今後、価値が下がりやすい・売却しにくい物件になる可能性があることも踏まえ、価格の安さだけで飛びつかず、“なぜこの価格か”を見極める目線が必要です。

3. 「買ってもいい条件かどうか」を住宅ローンから逆算する視点を持つ

立地や日当たりに妥協してでも購入する…
その判断が許容できるかどうかは、住宅ローンが無理のない返済額に収まっているかどうかにも深く関わります。
無理なく返済できる範囲であれば、「暮らしの不便さ」をある程度受け入れる選択肢も現実的です。

 

逆に、少し背伸びをして理想に近い物件を買うという選択もあります。
そのためには、自分にとって無理のない借入額や、各銀行が出せる条件を正確に把握することが不可欠です。

 

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※自分の年収・属性で「どの銀行からいくら借りられるか」がすぐにわかります。

このように、「価格の安さ」や「妥協ポイント」に目を奪われず、資金計画・将来の資産価値・住み心地のバランスで冷静に判断することが、後悔しない家選びにつながります。

みんなのリアルな回答まとめ

まぁまぁです昼間は共働きで外に出てるので日あたりはあまり関係ありませんし

 

評判がわるいといってもやっぱり病院があるのはありがたいですし・・

 

うちもスーパーやファミレスは徒歩圏内です(まさか近所!?

 

でもはじめて戸建てに住んでみて、寒い・・

 

子どもらが巣立ったら小さいマンションに住み替えたいなと夢見ています

 

30区画ほどの分譲建て売りの現場で、ラスト2区画のうちの1区画を購入しました。

 

売れ残っていた理由は、北東道路であること、隣接する住戸が3階建てであること、二面道路なので価格がやや高かったからかと推測しました。

 

価格は200万円ほど引いてもらい、それから契約後建築だったので、リビングの天井を一部あげて採光用のはめごろしの窓を入れてもらい、その上をステップインロフトにしてもらいました。

 

結果として、採光も思ったほど悪くなく、ロフトは床面積に含まれないため利用できる面積は増え、結果として満足しています。

 

うちではありませんが 隣とその隣が日当たり悪いです。

 

隣は朝30分しか日が入らずその隣は日当たり0です。

 

お隣の奥さんは「わかっていて買ったけど寒いし暑いしで光熱費が大変。

 

ほぼ一日明かりが必要。子供も寒い寒いって。」と言っていました。

 

土地代がうちと100万しか変わらないから格安地でもないので、そこも不満のようです。

 

その隣は全く日が入りませんが、相場より500万土地が安かったから買ったみたいで満足しているみたいですが(ご主人が外国人で日本人とは考え方が違う)、しょっちゅうおばあちゃんが孫に会いに来ていて「こんな一日中電気も空調も付けっ放しの家なんて反対したんだけど、旦那は外国人で安けりゃいいって買ってしまった。

 

娘と孫が可哀相」って愚痴ってます。

 

治安もいいし、駅から10分もかからないし便利なんですけどね。

 

古い住宅地で他にも日当たりの悪い家がありますが、おばあちゃんとか道とか公園で日なたぼっこしてます。

 

日当たりのいいマンションとかに引っ越したいけど、日当たりが悪い土地だから思ったように売れなくてと言ってました。歳を取ると一日中家にいるし、寒さがこたえるみたいです。

 

8割満足です。北側道路、敷地外東南角にゴミ置場あり。

 

建てて一年経過、オープンハウスに行ってみると、敷地は広くて南側の家と建物間は7メートル余り離れるためリビングがめちゃくちゃ明るく開放的で気に入って購入。

 

200万以上の値引き。コンセント増設やシステムキッチン入れ替えなど200万近く入居前リフォームしました。

 

ちょっと気になっていた敷地の東南角のゴミ置場は、南側傾斜道路のため、我が家の敷地とはかなり高低差があるため、臭いもなくゴミ置場自体も見えないし、我が家の出入り口の北西と正反対の位置にあるため日常では全く気にならず。

 

もともと住んでいた街で立地には拘ってたのもあり、南側の家との境界近い庭以外の日当たり除いて、一日中明るくて、結果、かなり満足してます。

 

不満は将来高齢になると一階メインで過ごすことを考えたら、一階のスペースや収納がもう少し欲しい点です。

みんなの回答から見えてきたこと

● 失敗談:日当たりの悪さは「慣れる」より「積もる」

複数の声から共通して見えてくるのは、日当たりの悪さが“時間と共に深刻な不満に変わっていく”という実感です。

・「朝30分しか日が入らず、子どもも“寒い”と口にする」
・「光熱費が高く、日中も照明が必要」
・「老後、家にいる時間が増えると寒さが堪える」
・「価格は安かったが、売却しづらくなっている」

特に印象的だったのは、「電気と空調を一日中つけっぱなしにしているのが可哀想」と語る親世代の声です。
安さで妥協した結果、家族の快適さや健康面に影響を及ぼしている例も見られました。

● 成功談:価格や間取りを工夫して「満足できる暮らし」へつなげた人も

一方で、「売れ残り物件」や「日当たりにやや難のある土地」でも、工夫と見極めで満足を得た人もいます。

・契約後にリビングの天井を高くし、採光用の窓とロフトを追加して開放感を演出
・入居前にリフォームを加え、使い勝手や明るさを改善
・敷地の配置や周囲の環境を冷静に見極め、「日当たりに不安がない」と判断した

こうした方々は、「どこを妥協し、どこにお金をかけるか」の優先順位を明確にし、納得感のある買い物をしているという点が特徴です。

● 感情面の気づき:「寒い・暗い・後悔」vs「工夫すれば快適に」

・不満派は「感覚的に辛い」と口にし、後悔や不安を長く引きずる傾向
・満足派は「構造や設計、費用配分に納得した結果、前向きに暮らせている」傾向

つまり、「納得して買ったか」「価格と住み心地のバランスを見極めたか」が分かれ道となっているようです。

さいごに|FP視点でのまとめ

「価格に惹かれて買ったけど、やっぱり日当たりが気になる」
「当時は精一杯の選択だったけれど、今思うともう少し冷静に判断すべきだったかもしれない」

 

こうした後悔や違和感は、誰にでも起こり得るものです。特に建売住宅の購入では、販売価格や設備の見た目に目を奪われ、本質的な“暮らしやすさ”や“資産価値”の視点を後回しにしてしまうことが少なくありません。

 

今回の相談や体験談から見えてきたのは、次のような冷静な視点です:

 

「日当たり・立地・音環境」は感覚的な不満に直結しやすく、将来の売却にも影響する

 

「安く買えた理由」はあとから暮らしの負担となって跳ね返ることもある

 

満足している人は「妥協点とこだわりの線引き」を明確にし、無理のない資金計画を立てている

 

特に最後の点──予算に合わせてどの部分にお金をかけ、どの部分で妥協するか──は、購入後の満足度を大きく左右します。

 

そのため、購入前には「価格ありき」で考えるのではなく、まず“自分がどんな家なら納得して暮らせるか”を明確にし、その条件で無理なく借りられる住宅ローンを知ることがとても大切です。

 

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今決めなくても構いません。
でも、「買ってから後悔しないために、今のうちに自分の予算や条件を客観的に整理しておくこと」は、十分価値があります。

 

購入はゴールではなく、その家で長く暮らしていく日々がスタートする瞬間です。
焦らず、でも行動は止めずに、自分に合った暮らしをつくる選択肢を考えていきましょう。