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築30年の一軒家、買うか迷ったら?家賃を払い続けるより得か損かFPが徹底解説

現在中古の一軒家を借りて住んでいます。築30年ぐらいの鉄骨の物件です。


引っ越ししてきた当初から購入することも可能となっていましたが、なかなか購入には踏み切れず5年ほど経ちました。


主人は、子どもが成長したら自分の地元に帰って家を建てるのが夢なので持ち家はいらないと頑固に言い続けてきたんです。


賃貸の間は職場から家賃補助も出るので。でも家賃補助が減り、あと20年ほど家賃を払い続けることに疲れたらしく、今の家を購入して後々土地を売却して地元に帰ろうという考えに変わったそうです。


20年家賃を払い続けて何も残らないより土地が財産として残るほうがいいのでは…と言ってます。


人気の場所なので数年後でも土地はすぐ売却できると思います。
(ちなみに、新築を買うほどの度胸は私達にはありません。)


心配なのはこの先、家をメンテナンスしなければいけないかもしれないし、固定資産税も必要になる、地震や火災保険のことなど持ち家になれば増える費用もあることです。


家賃を安くしてもらう代わりに2~3万の細かい修理は自分たちの負担という約束で契約しているので細かい費用は仕方ないと思っています。今も浄化槽やくみ取り清掃は自費でしています。


以前相談した時は、家が古いので土地の値段と同等の価格で売却できるという話でした。計算したら、20年家賃を払い続けるより安い金額でした。


その場合、はたして賃貸のまま家賃を払い続けていくよりお得となるのでしょうか?


私も主人も後々必要な費用と照らし合わせて、メリットデメリットがいまいちピンとこなくて迷走しています。


家主さんが県外にいらっしゃるので管理は不動産屋さんを挟んでいます。もし購入するなら不動産屋を通して話を進めていきます。


購入がスムーズにいくのかどうかも少し気になっています。中古の一軒家を購入した方、些細なことでもいいのでご意見を聞かせていただければありがたいです。


宜しくお願いします。

築30年の賃貸戸建、買うべきか?将来移住を前提にした“資産と支出”のバランス判断


「このまま20年家賃を払い続けても何も残らない。ならば今の賃貸戸建を買っておくべきか?」
そう悩むご相談は少なくありません。特に、将来的に別の場所(たとえば地元)に住む予定がある場合、判断を複雑にする要素が多くなります。
ファイナンシャルプランナーの視点では、次の3つの軸から検討することが有効です。

1. 支払い総額の差は意外に小さい。問題は“中身の違い”

家賃を20年払い続けた場合と、今の家を買った場合の支出総額を比較すると、大きく変わらないケースもあります。
たとえば…

・家賃補助後:年100万円 × 20年 → 約2,000万円
・現在の戸建購入:土地相当価格1,400万円+修繕・税金等で合計1,900〜2,100万円程度

「支出額が同じでも、何が手元に残るか」は大きな違いです。購入すれば土地が残り、資産となります。
一方で、修繕費や流動性の低さという“管理の負担”も背負うことになります。

2. 築年数とメンテナンスの備えをどうするか

築30年の住宅であれば、以下の修繕項目は避けて通れません。

・屋根・外壁 → 約150〜200万円
・水回り(風呂・キッチン等) → 約100〜150万円
・給湯器や配管等 → 約50万円前後

このあたりを購入前に確認し、現状で手を入れていない部分を値下げ交渉材料にできるかがカギです。


また、今後大規模な修繕費を積み立てる必要があるかを冷静に見積もり、生活予算に組み込めるかどうかも要検討です。

3. 将来地元に戻るなら“土地の流動性”を必ず確認

いずれ売却して地元に家を建てたいなら、その土地の「売りやすさ」が非常に重要です。人気エリアか、再建築のしやすい整形地か、更地として売りやすい構造か…などを不動産会社にも確認しておく必要があります。


また、購入時にローンを組む場合は「20年後に再度家を建てるだけの資金力が残せるか」「年齢的に新たなローンが組めるか」といった資金計画全体の視点も忘れてはいけません。

ローンと支払い可能額の見直しは、モゲチェックで無料診断できます。今と将来の両方を見据えた資金戦略が立てやすくなります。

このように、「今買うか、払い続けるか」という二択ではなく、
・総支出の中身
・修繕負担の現実性
・土地の資産価値と売却見通し
・将来の移住と資金戦略
という複数軸で検討することが、“後悔しない判断”につながります。

みんなのリアルな回答まとめ

自分の城になる。


私は賃貸で暮らした事がないので(実家→現自宅住まい)賃貸とのメリット・デメリット比較が正しいかどうか自信はないのですが、持ち家になると、家だけでなく敷地や近所、地域にまで自分の物、自分の暮らす場所、という意識が強くなるのではないかと思います。


なので今まで以上にお金を掛けたり、手入れをしたりという意識が働くのでは、と。


ただ、今持ち家を持っていて不安に感じるのはやっぱり天災等、ですね。


大きな財産であるだけに守りたいものではありますが持って逃げられないものでもありますしね…


ところでちょっと気になるのは賃貸のままにしろ、購入するにしろ築三十年の鉄骨の物件、耐震性の程はいかがでしょうか。どちらにしろソコは重要かな、と思いますので。


親の介護費用は?


それは問題がないのですよね?


だから、家の購入を検討されているんですよね?


親の実家があるのなら、その親の家の維持費と、持ち家の維持費と2つ将来抱えることになると思うのですが、お金の面は問題がなさそうですか?


上物がなくなれば、固定資産税も額が大きくなりますしね。


家を買ったら、親にもしもがあっても、引っ越しどころか、引き取る事にもなりますけど、そこの介護費用も大丈夫でしょうか?


もう空き家問題は、すでに社会問題化してますね。


あと、庭があるのなら、日々のお手入れにもお金かかりますよ。


余計な世話ならごめんなさい。


築10年の中古を去年買いました。


築10年でも、ちょいちょい修繕費はかかります。


固定資産税+家賃でも買った方が安いかどうかは計算された方がいいですよ。


築30年だとおそらく建物分の固定資産税はかからないのではないかと思います。


あと、おいくつかわからないですが、20年後地元でということですが、もし定年してからだと、ローンは組めないと思うので、それだけ貯蓄できるかも計算された方がいいかと。


土地代だけで地元に家が建つのかなど。


中古物件は消費税がかからないという利点はあります。


でも、仲介料や書類などで行政書士やらに頼むと、その手数料やらで購入金額に150万くらいプラスされました。


これは想定外でした(^^;


あと、住宅ローンの住宅控除が効くのは築20年以内だった気がします。


すみません、あやふやなので調べてみてください。


我が家は住宅控除のおかげで源泉徴収税は去年は全額還付となり、固定資産税分浮きました。


色々ガタが来る頃。


大きなメンテナンスはされているのでしょうか。


30年だと屋根の重みでドアやサッシのたてつけが悪くなる頃ですよね。


何もメンテナンスしていないなら塗装や水回りが心配ですね。


外壁と屋根はよくもって20年だそうです。


他、給湯器、水道管などが傷んでいそうです。


水回りごっそり入れ替えて安くて100万、外壁屋根は足場込で200万みておけば良いでしょうか。


諸経費や金利諸々入れると物件価格の倍程払うことになると思います。


中古で探して買いました予算がなかったことが一番の理由。


今の家は、水回りがすべてリフォーム済だったので、気に入っています。


ローンですが、賃貸アパートにいた頃よりも、月々楽です。


家自体が気に入っておられるなら、購入してもいいのではないですか?


勉強になりました。


色々ガタが来る頃なので修繕費用がどれだけかかってくるのかそれは一番不安です。


親の介護の問題も確かにあります。


親は貯金無しのだらしない人なので。


リフォーム済みの物件なら文句無しですが現状維持でどれだけ安くしてもらえるか購入の際には交渉してみようとも思ってます。


自分の城ができるのは憧れですね。でももう少し慎重に考えてみます。ありがとうございました。

さいごに|FP視点でのまとめ

中古戸建を購入するかどうかの判断は、単に「家賃より安いかどうか」では測れません。
今回のように将来的な地元移住を前提とした選択肢では、今手に入れる“資産”と、その後に抱える“負担”をどう捉えるかが重要になります。


実際の声にもあったように、


・修繕や設備更新は避けられない現実
・親の介護や空き家管理といった複数拠点の問題
・想定以上にかかる購入諸経費や将来の生活コスト


など、感情だけでは割り切れない負担がある一方で、土地が残る安心感や「自分の城」という満足感も確かに存在します。


購入に踏み切るのであれば、


・購入前の修繕状況チェックと値下げ交渉
・地元移住までのキャッシュフローと資産計画の見直し
・土地の将来価値(売却性)の確認


といった準備をしっかり整えておくことが、不安を減らす鍵です。


モゲチェックで住宅ローンと資金見通しを確認しておくことで、「今買う」の判断に踏み切るかどうか、より現実的な目線で考えられます。


「今決める必要はない」けれど、「今から調べておく」ことで、将来の選択肢は確実に増えていきます。


慎重に、でも前向きに。納得できる形で“買うかどうか”を判断していきましょう。