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週3で空き家管理してたらカビだらけに…築10年の実家を売るまでにやるべき現実的対策とは?

誰も住まなくなった実家を売却するため、遺品整理をし家は空き家の状態です。

 

不動産やさんに査定してもらい、買い手がつくまで私が管理することになっています。

 

空き家だと傷みが早いということで、週に3回くらい通っていましたが、梅雨時期に畳が新しいものに替えられてしまったため(身内により)、カビが発生し大変なめに合いました。

 

今はカビ対策として、晴れの日の換気と、除湿とりを和室にはおいています。

 

あと、掃除機をかけるのも除湿効果があるとかいてあったので、掃除もかねて掃除機をかけています。

 

いつ売却出来るかわかりませんが、子供も小さいためしっかり管理できるかわかりません。

 

そこで、経験のある方にこうした方がいいよ、というようなアドバイスがあったら教えていただけたらありがたく思います。

 

今回のカビのように問題が発生する前に防げることなどがあればしりたいです。よろしくお願いいたします。

FPとしての解決提案|空き家売却までにやるべき“リスク管理”と“費用対効果”の視点


「いつ売れるかわからない実家の空き家」を管理し続けるのは、精神的にも時間的にも大きな負担です。
しかも、今回のように「湿気やカビ」などのトラブルが起きてしまうと、売却価格が下がるリスクまで生まれてしまいます。
FPとしては、空き家売却までの管理で重視すべきなのは、以下の3つの視点です。

①「資産価値の維持」が最優先。必要最低限の管理を明確に

空き家を売るまでの期間において最も大事なのは、「建物の資産価値を損なわないこと」です。
つまり、「見た目の印象」と「構造劣化の防止」です。

 

たとえば、畳のカビは見た目に大きく影響し、内見時にマイナス印象を与えるため、数十万円単位で売却価格に響くケースもあります。
「放置で下がる損失」と「管理の手間・費用」を比較し、最低限のラインを割り切って対策することが大切です。

② 現実的には「通う頻度を減らし、管理手段を切り替える」方が効率的

週に3回の訪問は立派ですが、子育て中の方にとっては長期間継続できる負担ではありません。
むしろ「管理が途絶えて劣化する」「ストレスで疲弊する」リスクのほうが大きくなります。

 

そこで検討すべきは、次のような選択肢です。

✅ 民間の「空き家管理サービス」の活用

・月5,000円〜10,000円程度で定期的な換気・通水・簡易清掃を代行
・子育て世帯や遠方在住者には現実的な選択肢
・カビ・水漏れ・侵入などの早期発見にもつながる

✅ 一時的な「簡易売却対応」のシフト(売主都合型対応)

「頻繁に内見対応できない」などの事情がある場合、仲介会社と相談し、条件付き(買取業者優先・修繕前提など)の販売手法に切り替えることも可能です。

③「思わぬ損失」を防ぐために、いま“売却価格の目安”だけでも知っておく

現在は「いつ売れるかわからない」とのことですが、まずやっておくべきは今の段階での査定価格を把握しておくことです。
その理由は以下の通りです。

・現状の「売れる価格」がわかれば、過度な管理費をかける判断を避けられる
・実は今すでに「買い手がつきやすい時期」かもしれない(エリア次第)
・資産価値をもとに、他の支出(管理費・除湿器代・清掃費)と天秤にかけられる

そこでおすすめなのが、不動産一括査定サービス「イエウール」です。

・複数の不動産会社から無料で査定が受けられる
・地元の中小業者も含まれるので、買取相談もしやすい
・訪問なしで相場確認だけも可能なので、今のような状況にぴったり

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FPからの現実的アドバイス

・完璧な管理は目指さず、“最低限の価値維持”に切り替える
・体力的・時間的に無理のない管理手段(代行業者など)を導入する
・現時点での売却価格を知り、「いくらかけて維持する価値があるか」を可視化する

こうすることで、精神的な負担も減らしつつ、家の価値を守るコストとリスクのバランスが取れるようになります。

みんなのリアルな回答まとめ

ちょっと違う方法だけどもいっそ更地にして売却は厳しいのでしょうか?既にそのことも含めて、上物付きでの売却であれば、申し訳ありません。

 

私の住んでる地域は、築年数が古い家は更地にまでした方が早く売れるし高く売れる場合もあるので。

 

ちなみに、やはり使っていない家は痛みが凄いです。畳、土壁はすごくやっかいで。うちは祖母宅でしたが、築年数も40年程だったので管理するのをやめました。

 

今は私が管理しつつ住んでいますが、住むまえに大掃除でした。

 

売却ではなく身内の誰かのために取っておく方針だったので、いつまで空き家状態になるかわからなかったから、放置になったで、状況が違くてすみません。

 

ちなみに、週3回は結構多くて凄いなぁと思うのですが、うちの祖母宅を管理放置する前は月2くらいで、全ての部屋の窓や扉を開けて、30分以上換気をし掃除機拭き掃除していました。

 

ただ、祖母が住んでいた時から畳と土壁の部屋はアウトだったので、その部屋は諦めてました。なので、すみませんが和室の管理はわからないです。

 

でも、フローリングなどは上記で月2でなんとかなっていましたよ。あと水の栓をしていなければ、水も通した方がいいと思います。

 

あまり参考にならなかったら、申し訳ありません。

 

売却を依頼してる不動産屋があるんですよね?でしたら、そちらで管理はしないのでしょうか?

 

不動産屋でパートしてますが、中古売り家は管理も含めて任せてもらってますが…。料金はかかりますが、相談してみては?

 

詳しく書いてませんでしたが、家は築10年ほどで更地にするとおそらく買い手がみつからない田舎です。

 

家の見た目や内装はそこそこで、半年や1年など長い目で見たら、買い手が見つかる可能性もあるようで、そこに希望をもっています。

 

そうなんですね、月に2回の頻度という意見でやはり、畳の張り替えがなければこんなに苦労はなかったのかな、と思いました。

 

詳しいことは書けませんが、事前に畳は買い手が決まってからと何度か説明をしてましたが、自分の都合のいいようにしか解釈できない身内で…。

 

半分は嫌がらせもあるのかもしれないです。

 

やり取りの内容もメールで全て残しておかないと、何を言われるか分からない人なんです。

 

不動産やさんは地元の小さなところにお願いしていて、おそらく管理まではしていないかと思います。長引くようであれば、大手で管理してくれるところも検討していかないといけないですね(-_-;)

 

見落としていたことが多々ありました。

 

換気は心がけてましたが、クローゼットの中確認してませんでした。さっそく明日にでも確認してみます。

 

そして水回りも、少しだけ水を出した時に、拭き取ってませんでした。汚れた物は外の水道で洗っていたのですが。

 

皆さんありがとうございました。

みんなの回答から見えたこと|空き家管理に「完璧」は不要。現実に合わせた割り切りが大切

今回の相談に対して、同じように空き家の管理や売却に関わった経験を持つ方々から、多くのリアルな声が寄せられました。
そこから見えてきたのは、「管理は頑張りすぎないこと」も大事だということです。

●週3回の訪問はすごい…でも月2回で十分という声も

多くの方が「週に3回も通っているなんて立派すぎる」と感心しつつ、
実際には「月2回の換気・清掃でもなんとかなった」という声が目立ちました。

・全部の部屋の窓と扉を開けて30分以上換気
・掃除機や拭き掃除をざっと行う
・通水(キッチンやトイレで水を流す)もしておく

これだけでも「カビや劣化はかなり防げた」とのこと。
特に子育て中や遠方に住んでいる人にとっては、無理せず続けられる範囲で管理することが大切だとわかります。

●カビやトラブルの原因は「身内との連携ミス」にもある

「畳の張り替えを勝手にされてカビが発生した」ケースでは、他の方からも共感が寄せられていました。
家族内で意見が割れたり、善意のつもりで行った行動がトラブルを招くことは少なくありません。
そのため、

・事前に「売却まで大きな変更はしない」と合意しておく
・やりとりはメールや書面に残しておく(証拠として)

といった対応も、精神的・法的トラブルを防ぐうえで重要というアドバイスがありました。

●管理は不動産会社や外部サービスに頼るのも手

「不動産会社で働いている」という方からは、「中古物件の売却依頼を受けた際、管理まで請け負っているケースもある」とのアドバイスがありました。

 

今回のケースでは地元の小さな不動産会社に依頼されており、管理は含まれていないようですが、大手に切り替えることで管理付き売却が可能になる場合もあります。

 

また、有料の空き家管理サービス(月5,000円前後)を使う方も多いことから、「自分で管理しきれない時期は外注も視野に入れる」ことが現実的です。

●意外な盲点「クローゼットの中」「水回りの拭き取り」

「換気はしていたけれど、押入れの中までは見ていなかった」
「通水はしたけど、濡れたままで拭き取っていなかった」など、見落としがちなポイントに気づけたという声もありました。

 

こういった“ちょっとした対策”の積み重ねが、カビや腐食などの大きな劣化トラブルを防ぐ鍵になるのかもしれません。

 

空き家管理は、完璧を目指すより「必要なポイントを押さえ、現実的に回す」ことが重要です。
みなさんの声からは、「がんばりすぎなくていい」ことに気づかされるヒントがたくさんありました。

まとめ|空き家は「頑張りすぎない管理」と「早めの売却判断」で守れる資産に変わる


空き家の管理は、想像以上に手間も負担もかかります。
「しっかり管理しなければ」「劣化させてはいけない」という思いから、週に何度も通っていたとしても、子育てや仕事と両立しながら完璧にこなすのは困難です。
今回のように、畳のカビや親族間の意見の食い違いが起きると、物理的な劣化だけでなく、精神的な疲弊や家族トラブルにもつながりかねません。

 

だからこそ、FPとしてお伝えしたいのは、

・「完璧な管理」ではなく、「資産価値を維持する最低限の管理」へ切り替える
・無理のない頻度での通気・通水・清掃、または空き家管理サービスの活用
・そして、早めに“売れる価格”を把握しておくこと

この3点です。

✅ 今のうちに「売却価格」を把握しておくと、判断がラクになる

まだ売るタイミングではないと思っていても、今の家が「いくらで売れるか」を知っておくだけで、管理への考え方やコスト感が大きく変わります。

 

そこで活用できるのが、不動産一括査定サービス「イエウール」です。

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・地元の中小業者からの買取提案も受けられる
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家がすでに売れる価格になっていれば、無理な管理を続ける必要はなくなります。
逆にまだ難しい場合も、「何年後なら売れそうか」の見通しを持てるようになります。

 

空き家は、放置してしまえばただの負債になりますが、早めに準備し、価値を見える化することで「守れる資産」へと変えることができます。

 

頑張りすぎないこと。そして、見通しを持って動くこと。
それが、空き家と向き合ううえでの最も現実的で、家族に優しい選択です。