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マンション売却で1,000万円手元に残ったら?FPが教える後悔しない使い方

売りに出していたマンションがようやく売れました。買った時の価格より高く売れました。

 

住宅ローンを全額返済し、販売手数料や諸々を差し引いて1,000万ほど手元に残る予定です。

 

皆様ならどのようなお金の使い方をされますか?軽い感じで教えてください。

 

何も考えずに使っていいのなら、フライパン鍋一式買い替えたい!

 

旅行に行きたい!とかかな。あまり物欲がなく派手な使い方が思いつきません…

 

でも現実は車のローンにあてて、切り崩して失った貯金の回復、残りは定期に入れるかな?と考えています。

 

皆様ならどうされますか?

FPとしての回答

① 1,000万円は一見多く見えるが、一瞬でなくなる規模

多くの方が「1,000万円残った」と聞くと大金に感じますが、将来の人生全体を考えれば、一瞬で消えていく可能性がある金額です。

 

住宅売却後に得た資金は、生活防衛・将来備え・将来設計に役立てることが基本であり、無計画に消費に回すのは賢明ではありません。

 

この相談者様は、すでに冷静に「守る」方向で考えられているため、判断の方向性としては非常に堅実と評価できます。

② お金の考え方は「使う・守る・増やす」の3分類が基本

資産運用・ライフプランでは、手元資金を以下のように分類して考えると後悔しにくくなります。

分類 目的 具体例
使う 今の生活充実 旅行、趣味、家具・家電の買い替えなど
守る 将来備える 預金、生活防衛資金、教育費、医療費など
増やす 長期的に育てる 積立NISA・iDeCoなど投資信託

仮に1,000万円なら、次のように分けても現実的です。

600万円:預金(生活費、教育費、医療リスク対策)
300万円:積立NISAやiDeCoによる長期分散投資(将来資産形成)
100万円:旅行や買い替えなど消費用途

④ 消費は「枠を決めて楽しむ」ことが合理的

何も考えずに使ってしまうと、後悔する可能性がありますが、逆に「何も使わない」のも心が満たされません。
重要なのは、消費に使う金額を先に決めておくことです。
例えば「100万円以内で生活を豊かにするために使う」と決めれば、罪悪感なく使うことができます。
日々の生活に必要なもの、今だから楽しめる旅行など、目的を持って使うことが満足感につながります。

⑤ 今後、売却検討者は事前に動くべき

相談者様は「うまく売れたケース」です。しかし、これから売却を考える方にとっては、こうした成功例は非常に参考になります。
「自分も高く売りたい」と考える場合は、売却前に必ず複数社の査定を取るべきです。

 

不動産は売り時・エリア相場・業者選びで数百万円変わることがあります。
イエウールのような一括査定サービスを活用すれば、複数社の査定結果を比較し、より高く売る選択肢を持てます。

FPとしての結論

今回の相談者様はすでに、冷静かつ堅実な判断をされており、問題ありません。
次に考えるべきは、

 

・「今を楽しむ消費」の枠をしっかり決めること
・将来を見据え、インフレリスク対策として投資を検討すること

 

この2点だけ意識していけば、後悔のない資産活用が可能です。
そして、これから売却を考える方は、査定を比較することが成功の第一歩です。

みんなのリアルな回答まとめ

900万ローン返済、残り100万で贅沢な旅行に行きます!!

 

手元に大金あるとなんでも贅沢して予算オーバーしそうなので、一回ですぐ使い切りたいです。←お金ないくせに偉そう笑

 

うらやまし~いいな~!

 

家具や食器を一新。モデルルームのようなカッチョイイ部屋にしたいです。

 

食器も、一式変えたいです。

 

あとは、旅行かな。

 

いつもケチって格安旅行なので、金に糸目をつけず

 

リッチでゴージャスな旅行をしたいです。

 

家の外壁塗装と屋根の葺き替え、頑丈なカーポートに交換。

 

いつかやらなくちゃいけないよなぁ~、と思いながら数年経っているので、この3つは外せません!

 

特にカーポートは昨年の大雪で「いつひしゃげるか?」とヒヤヒヤしていたので^^;

 

残りは貯金かな。

 

子どもの大学費用として使います。

 

それ以外なら年末年始、高級旅館で1週間くらいのーんびり過ごしたいです。

 

すごい!

 

買った時よりも高く売れたなんて羨ましいですヽ(´▽`)/

 

手元に1千万円も残るのですね。

 

そうだなあ。

 

私だったら、ツマラナイ使い方かもしれませんが、子どもの教育費と夫婦の老後資金の一部にするかなあ。

 

もし、それも準備済みだったら、夏の旅行をちょっとグレードアップしてみたいです。

 

ビジネスクラスで海外とか。うん。それが良いな。

 

自分の乗りたい車に買い換えたいです。

 

今は子供が乗るし、ってことでコンパクトカーですが。1000万あればカッコいい感じの車に換えます。

 

これで、半分くらいなくなるとして。

 

あとは、漫画を大人買いして。服やら靴やら鞄やら買って。

 

で、残りを貯金に回しておきます。

 

それか、今さら学資に入って、一括で入金してしまうか。

 

とっても羨ましいです。

 

私なら百万、株を買います。

 

百万、家族で海外旅行に行きます。

 

後はやっぱり貯金、学費に置いといてあげたいですね。

 

税金は差し引かれての1000万なら

 

1割寄付
5割子供用に貯金
4割投資

 

ですかね。

 

真面目に考えてみました笑

 

とりあえず貯金しますわ。

 

家のローンもあと10年くらい残ってるけど、利息安いので繰り上げはしません。

 

なんせほとんど貯金がないので・・子供が将来大学に行く時の為に全額とっておきます。

 

買いたい物はキリが無いけど、やっぱり学費ですね。子供のために使います。

 

奨学金の返済、セカンドカーの購入、旅行(多分子どもたちの希望でディズニー2days、バケパでホテルも最高級のところを)で、余ったお金は貯金。

 

多分半分以上は余る気がします。

 

軽くと言いましたが、皆様かなり参考になる使い方ばかりで良かったです。

 

本当に後先考えずに使えるならどんなに幸せなことか!

 

1,000万手元に残るものの、払うもの払えばあっという間になくなりそうなのでやはり現実的にはほとんどが貯金ですね。

 

子どもがまだ小さいので将来の学費に取っておきたいと思います。

 

学資保険をかけていないので、今から一括で払うというのはいいかもと思いました。

 

あとはいつもより少しだけ旅行にお金をかけてみようかなと思います。

 

現実的には無理な使い方でも想像するだけで楽しかったです!

 

皆様ありがとうございました。

みんなの回答から見えてきたこと

今回のケースと似たように、「手元に1,000万円が残った」という場面では、多くの方が次のような考え方・行動を取っていました。
失敗談よりも、堅実かつ等身大の意見が目立ちましたので、整理してお伝えします。

【傾向1】まとまったお金は「すぐ消える」ことを理解している人が多い

「一度で贅沢に消費してしまう」という声

・900万円ローン返済、残り100万円で贅沢旅行。一気に使い切る。
・車を新しく買い替える。家具・家電・食器を一新。
・豪華旅行、外壁塗装やカーポート修繕といった普段後回しにしがちな支出へ充当。

こういった意見には共通して「手元にあると気が大きくなる」「だから早めに使い切る」という心理が見えます。
短期的に気持ちよく使う分には良いですが、計画性が求められる行動でもあります。

【傾向2】「未来に備える」人が最も多い

教育費・貯金・老後資金に充てたいという声

・子どもの大学費用、学費準備に全額キープ
・将来必要になる住宅メンテナンス費用(屋根・外壁)
・奨学金返済、家族のセカンドカー購入後、残りはすべて貯金
・学資保険代わりに一括支払いという考え方

特に目立ったのは、「子ども・家族のために使う」「未来に備える」という堅実な意見です。
今すぐ使わない、でも確実に将来必要になるお金として、慎重に残す考えが主流でした。

【傾向3】一部の人は「投資・寄付」といった冷静な分散を意識

使い方を分散する意識も増えている

・一部を株式投資、残りは教育資金・貯金に分散
・1割寄付・5割貯金・4割投資という声も

こうした意見からは、「お金をすべて寝かせておくのもリスク」「でも全部使うのも危ない」という、今の時代らしい分散思考が見えます。

共通する気づき

「まとまったお金がある」と、人は一瞬気が大きくなりますが、実際に冷静に考えると多くの人が

・教育費や老後資金など、未来のために温存
・日々の生活防衛費をしっかり確保

という判断に落ち着いています。

 

そして、大きな浪費は避けつつ、旅行・家具・趣味など、自分が納得できる小さな贅沢はむしろ積極的に使うべき、という声も多く見られました。

 

このように、「使う」「守る」「増やす」バランスがとれた行動をしている人ほど、後悔が少ない傾向があります。

 

まとまったお金が入ったときほど、冷静な判断が問われるということが、体験談からもよく分かります。

さいごに|FP視点でのまとめ


今回の相談者様は、マンションを購入時より高く売却し、住宅ローンを完済したうえで1,000万円というまとまった資金を手に入れたケースでした。

 

このように、売却後にまとまったお金が残ると、つい「今、どう使うか」で迷いがちですが、FPの立場からは次のように整理できます。

【1】お金は「使う・守る・増やす」のバランスが基本

1,000万円は一見大金に思えても、使い道を誤れば一瞬でなくなります。
大切なのは、消費・守備・運用の3つに分け、明確に考えること。

分け方 目的
使う 今を楽しむ 旅行・家具・趣味・家族の時間
守る 未来を守る 預金・教育費・医療費・緊急資金
増やす 将来育てる 投資信託・NISA・iDeCo

相談者様はすでに「守る」方針を考えており、堅実な判断ができています。
そこに「いくらなら自分が気持ちよく使えるか」の予算を決めることで、無駄遣いを防ぎながら後悔も残りません。

【2】預金だけで安心はできない。インフレ対策を

預金は安心感がありますが、将来の物価上昇を考えると、実質価値は目減りしていきます。
守るお金と並行して、一部はNISAやiDeCoなどの積立投資へ分散することが、長期的に資産を守るポイントになります。

【3】これから売却を考える方へ|まず査定がスタートライン

今回の相談者様は結果的に高く売却できていますが、これは誰にでも起こることではありません。
「自宅を売ろうか」と考え始めた時点で、複数社から査定を取って相場を把握することが、損しない売却につながります。

【結論】焦って使わなくていい。

1,000万円が残ったからといって焦って使う必要はありません。
むしろ、今こそ冷静に考え、「未来を守る」「今を楽しむ」「将来を育てる」のバランスを整えていくことが重要です。
今すぐ動かなくても、今、調べて整理しておくことは将来の安心につながります。