本サイトのコンテンツには、プロモーションが含まれています。

築浅住宅を売却中|買主から「光熱費・固定資産税」を聞かれた時の正しい答え方【FPが解説】

築浅住宅を売却します。購入希望者に光熱費を聞かれました。


うーん。答えたくない気もします。家族の人数は同じですが、こどもの年齢が全く違います。


使い方によっても違うし、新築の時に私は光熱費はいくらかかるかなんて気にしたこともなかったです。


通常教えるものなのでしょうか?


買主はもちろん教えてほしいと言うでしょうが売主の私にとっては教えたくない気持ちがあります。


固定資産税で何がわかるのですか?今のおうちの価値【値段】がわかるのですか?価格交渉中です。

ファイナンシャルプランナーとしての回答

■ 今回のご質問内容の整理
築浅住宅の売却中。
購入希望者から「光熱費はいくらか」と聞かれたが、答えたくない。
理由:家族構成・生活スタイルで全く違うため意味がないと感じている。
固定資産税についても「何がわかるのか」疑問を持っている。
現在、価格交渉中。

FPとしての見解①|光熱費は「義務ではない」「答えなくて問題なし」

まず、売主が光熱費を答える義務は一切ありません。
不動産売買は「物件の現状」に対して行われるものであり、個人の生活スタイルによるランニングコストは法的にも義務付けられていません。
光熱費は、ご本人が書いているとおり、家族人数・ライフスタイル・季節・設備の使い方で全く異なります。
質問されたからといって、答えなければならないわけではありません。

答えたくないなら、丁寧に断ればよいだけです。
「家庭によって異なるので参考にならないと思います」と伝えれば、トラブルにはなりません。

FPとしての見解②|固定資産税でわかること

固定資産税は、その土地・建物に自治体が定めた「課税評価額」に基づいて決まります。
つまり、市場価格(売却価格)とは直接関係ありません。

・固定資産税評価額は、あくまで税務上の評価。
・市場価格の目安にはならない。
・同じ価格の家でも税額は建物年数・地域によって差がある。

よって、買主がこれを知りたがる目的は、
▶ 維持コスト(税金負担)の確認だけであり、価格交渉の根拠にはなりにくいものです。
ただし、固定資産税については「登記簿等」で簡単に確認される情報でもあるため、売主側が隠すメリットも特にありません。
教えるかどうかは、感情ではなく「交渉を円滑に進めたいか」で判断すれば十分です。

FPとして伝えたい考え方

この相談で重要なのは、光熱費・固定資産税ともに、売主が隠すべき情報ではないが、無理に答える義務もないということ。
価格交渉において重要なのは、物件の価値・状態・エリア相場。
光熱費や固定資産税は、あくまで買主の不安解消の一要素であり、そこに過剰に気を取られる必要はありません。
もし今、価格交渉を優位に進めたいと考えるなら、
▶ 【イエウール】で相場を複数確認して、自信を持った価格交渉材料にすべきです。


また、新居購入やローン見直しが絡むなら、
▶ 【モゲチェック】で住宅ローン条件を最適化しておくことも忘れずに。

みんなのリアルな回答まとめ

固定資産税は聞いた。


うちは価格交渉中ではなく、契約がほぼ決まってから、固定資産税はききましたよ。買えば、毎年払うお金ですし。


うちは年度途中買いましたので、その年の固定資産税は月割りで精算しました(売主に支払い)


光熱費は教えたくなければ教える必要はないと思います。


プライバシーなのでごめんなさい、でよいのでは?それで買い手候補が離れる可能性はあるけど。


どれぐらい光熱費がかかっているかで断熱性能の目安になるかな?


でもそれだったら冷暖房費だけでいいと思うので冷暖房費だけですか?と確認してみては?


築浅で売却するのであればワケあり物件なのか気になるのでは?


我が家も去年中古住宅を探していました。


一般的に賃貸より戸建ては光熱費がかかると思うので、実際月々に支出がどのぐらい増えるのか、やっていけるのか知りたいので光熱費が知りたいです。


固定資産税も同様にどのぐらい支出があるのか知りたいです。


固定資産税で物件の価値は素人の私にはわかりません。


先日数年前に新築で家を建てた友達のおうちに行き、光熱費が上がったか聞いたら「変わらない」とのこと(具体的にいくらかは聞いていません)。


でも、当日ストーブ着けてても寒くて「こうやって節約してるから変わらないんだろうな。多分普通にストーブ焚いたら光熱費上がるな。」と思いました。


「ローン組んでも光熱費も余裕で払えます」って方は光熱費がいくらでも気にしないかもしれないですが、我が家は余裕がないので知りたいです(^_^;)


教えたくないもの・・ですか?


逆に何故?


売りたいのなら、今後いくらでもそういう質問はくると思います。


色々目安になるし、参考材料です。


固定資産税で逆算したら、今の家の価値はわかるかもね。


築年数と土地の広さがわかればだいたいわかると思いますよ。


固定資産税の納付書に、土地価格や家価格が記載されてますよね?


大体その値段までは価格値下げの交渉をするのが、不動産売買のコツみたいですよ。


不動産屋の友達から言わせるとその8割くらいまでは値下げ交渉しても大丈夫と言われました


我が家も中古住宅を購入しました。
(まだ引っ越ししてないですが)


これを買うにあたり固定資産税はききました。


個人的に中古住宅の経費って中古車の経費と同じ感覚です。


年間通してどれだけお金がかかるのか?


自分達の収入と見合ってる買い物か?


と決める判断材料に十分なると思うのです。


築浅でもなんでもその売値が妥当かどうかを調べる権利は買う側にあると思っています。


きっと、いろいろ聞かれる事で相手が今の価格で渋る事を恐れてるのではないですか?


今の価格から下げたくないのであれば価格交渉せずこの価格じゃないと売りません、と強気で行った方がいいと思います。


買う方は重箱の隅を突っつく様にちょっとでも値引きして貰える粗を探して来ると思うので。


中古住宅を購入した経験はないですが、もし購入を考えるとすれば、固定資産税と光熱費は聞きたいかな?と思います。


いわゆる、ランニングコスト項目のひとつですよね。


車で言えば、自動車税がいくらか、燃費は何キロかみたいな。


車の場合、排気量・車種で、調べると、税金・燃費のデータがヒットするので、わざわざ売主に聞かないけど。


住宅の場合は、そういう参考データを探すのが大変だったり、同じ条件の家が少ないので、できれば聞きたいです。


我が家の収入に、見合った物件なのかと。


ちなみに、築浅であるというスレ主さんには、聞かないですが、ある程度の年数の住宅ならば、メンテナンス費用も参考までに聞いてみたいです。


もちろん、光熱費などは、まったく同じになるとは思っていません。


書かれているように、人数だけ同じでも、家族の年齢・在宅時間・使い方で、変わりますからね。だけど、目安にはなるかな?と思います。


固定資産税は、評価額の計算も気になるけど、それだけではなく、年間にかかる経費の目安としても、知りたいです。


とはいえ、教えたくないのならば、教えないというのもアリだと思いますよ。

みんなの回答から見えてきたこと

今回の質問に対して、実際に不動産を売買・購入した経験がある方たちの意見を整理すると、次のような傾向が見えてきました。

【傾向1】光熱費は「義務ではないが、目安として聞きたい人は多い」

光熱費に関しては、買主側としては参考情報として知りたいという声が目立ちました。理由としては以下のとおりです。

・断熱性能や建物性能の目安になると考えている
・賃貸と比べ戸建ては光熱費が増える傾向にあるので、具体的な負担感を知りたい
・ランニングコストが自分たちの収入と合うかを判断したい

ただし、回答者も「家族構成・生活スタイルで異なる」「必ずしも正確な目安にはならない」と理解しているため、教えたくなければ断ってよいという意見も多いのが現実です。

【傾向2】固定資産税は「維持費確認」として一般的に聞かれる

固定資産税については、聞かれることが当たり前という認識が多く、実際に契約前後で確認したという経験談が目立ちました。


その理由は次の通りです。

・今後毎年かかる固定費なので、購入前に把握しておきたい
・築年数・土地面積・エリアごとに差があるため、維持費の参考にしたい
・中古住宅は「車で言えば維持費」の感覚。購入判断の材料になる

また、固定資産税額から逆算しておおよその資産価値を推測し、価格交渉の目安にしている人もいるという具体例もありました。

【傾向3】答えたくない場合は「断ってよい」という共通認識

光熱費や固定資産税について聞かれること自体は一般的ですが、答えるかどうかは売主次第、という意見が大半でした。

・プライバシーだから答えなくてOK
・質問を受けたくなければ、その価格で売る強気姿勢もアリ
・買主は多少でも値下げ交渉材料を探しているのが普通

売却価格を崩したくないなら、「光熱費は参考にならないのでお伝えしません」と、毅然とした態度を取っても問題はないという現実的な声が多く見られました。

【共通する気づき】

固定資産税や光熱費は、買主が「安心材料」として確認したい項目であり、答えなくても法的問題はありません。
しかし、価格交渉中であれば、信頼感を与える情報として開示してもよい範囲を考えるべきです。
必要以上に神経質になる必要はありませんが、「交渉において自分がどうしたいか」で答え方を決めるべき」というのが多くの実体験から見える結論です。

さいごに|FP視点でのまとめ


光熱費や固定資産税については、売主に開示義務はありません。
ただし、買主側は「今後の維持費」「生活コスト」の目安として聞いてくるケースが多く、これは珍しいことではありません。
回答者たちの実体験からもわかるように、光熱費は家族構成や生活スタイルで大きく変わるため、必ずしも参考になる情報ではありません。もし答えたくない場合は、「個人差があるので参考にならないと思います」と丁寧に断れば問題ありません。
一方、固定資産税は今後の維持費として買主が確認したいポイントであり、すでに登記情報等から調べられる範囲でもあります。売主として隠す必要はありませんが、答えることで価格交渉に使われるリスクもあるため、交渉戦略に応じて判断すれば十分です。
FP視点で言えば、今回のようなケースでは以下が大切です。

✅ 売却価格に自信を持つには、複数査定が基本(イエウールで比較)

✅ 次に住み替える場合は、住宅ローンの最適化も忘れず(モゲチェックで比較)


光熱費・固定資産税はあくまで細部の話です。重要なのは、自分が売却で後悔しない「全体設計」を持っているかどうかです。焦らず、必要な情報だけ冷静に判断し、次の行動につなげていきましょう。