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「天井裏から物音がする」
「台所でフンを見つけた」
そんな家を売ることになったとき、多くの方がこう悩みます。
「このまま売れるのだろうか」
「買主に言わないといけないのだろうか」
結論から言うと、ネズミが出る家でも売却はできます。
ただし、何も対処せず、何も伝えないまま売ってしまうと、値引きの交渉で不利になったり、引き渡したあとにトラブルになったりして、結果的に損をします。
この記事では、FP2級の視点から、査定に影響しやすい被害、売却前にやっておく対処、買主への伝え方、そして駆除をせずに売る方法までを順番に解説します。
「知らなかった」で損をしないように、売り出す前に一度確認しておいてください。
ネズミが出たことがある家は、けっして珍しくありません。築年数がたった戸建てでは、特によくある悩みです。
問題になるのは、ネズミが出たこと自体よりも、「被害がどこまで広がっているのかわからない」状態です。
買主は、わからない部分を悪いほうに見積もります。その分が、値引きの交渉や、購入の見送りにつながります。
つまり、損を防ぐポイントは「被害をはっきりさせること」と「対処した事実を示せること」の2つです。
ネズミは、木材や断熱材、電気の配線をかじります。
建物の傷みや配線の修理は、買主が負担する修繕費として価格に反映されます。
天井裏や床下にフンや尿がたまると、しみやにおいが残ります。
においは、内覧のときに買主がすぐ気づくポイントです。第一印象を大きく下げてしまいます。
内覧中に物音がすると、買主は「今もいる」と判断します。
駆除が済んでいない家は、済んでいる家より買い手がつきにくくなります。
まずは、どこに被害が出ているかを確認します。
・天井裏、床下、台所まわりにフンがあるか
・柱や配線にかじり跡があるか
・においやしみが残っている部屋があるか
・今も物音がするか
自分で見られない天井裏や床下は、無理に入らず、専門の業者に調べてもらってください。
ネズミは、小さなすき間から入ってきます。
侵入口が残ったままでは、駆除をしてもまた入ってきます。売却の前に、「どこから入っているのか」を特定しておくことが大切です。
売却前の対処は、次の3つをセットで考えます。
・今いるネズミの駆除
・侵入口の封鎖
・フンの清掃と消毒
駆除だけで終わらせず、「もう入ってこない状態」にしてから売り出すと、買主に説明しやすくなります。
侵入口の特定と封鎖は、自分でやるには限界があります。天井裏や床下の作業が必要になるためです。
売却を控えている場合は、調査から駆除、封鎖、清掃までをまとめて依頼できる業者に相談するのが確実です。
千葉県やその周辺でネズミの被害にお困りの方は、次のお店の情報が参考になります。
千葉で害虫駆除や害獣駆除ならクリーンキング1978にお任せください
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業者に依頼したら、次の書類を必ず保管しておきます。
・調査の報告書
・施工の内容がわかる書類と写真
・保証書(再発時の保証がある場合)
これらは、買主に「いつ、どこを、どう対処したか」を示す材料になります。
口頭で「駆除しました」と言うだけより、書類があるほうがずっと信頼されます。
かじられた断熱材や、しみが残った天井などは、駆除だけでは元に戻りません。
修繕してから売るか、そのまま売るかは、費用と売却価格のバランスで決めます。まずは複数社の見積もりを取り、相場を知っておくと判断しやすくなります。
リフォームの見積もりを比較する方法は、こちらの記事で紹介しています。
リフォームガイドの評判は?使ってわかった本当のメリット・デメリットを解説
リンク先:https://fudosanblog.xsrv.jp/reform-guide.html
家を売るときは、売主が知っている不具合を買主に伝えます。
一般的には、「物件状況報告書(告知書)」という書類に、雨漏りやシロアリの被害などを記入して買主に渡します。
ネズミの被害も、知っている場合は記入しておくべき内容です。被害があった場所、対処した時期、今の状態を書いておきます。
知っていた不具合を伝えずに売ると、引き渡したあとに、買主から修理や損害賠償を求められることがあります。
売買契約書に「売主は責任を負わない」という特約を入れていても、知っていて伝えなかった不具合については、責任を免れることができません。
隠して高く売るよりも、伝えたうえで売るほうが、結果として売主を守ります。
駆除と封鎖が済んでいる場合は、次の内容をまとめて伝えます。
・被害があった時期と場所
・駆除と封鎖をした日
・依頼した業者と、保証の有無
・その後、再発していないこと
対処済みであることを書類で示せれば、買主の不安はぐっと小さくなります。
駆除の費用をかけず、今の状態のまま売り出す方法です。
被害の内容を伝えたうえで、その分を価格に反映して売ります。買い手が見つかるまでに時間がかかることがあります。
不動産会社に直接買い取ってもらう方法です。
買取業者は、修繕やリフォームを前提に買うため、被害がある家でも売りやすくなります。ただし、価格は仲介で売る場合より低くなるのが一般的です。
「早く手放したい」「建物の傷みが大きい」という方に向いています。
ネズミの被害がある家は、不動産会社によって評価が分かれます。
「修繕すれば問題ない」と見る会社もあれば、大きく減額する会社もあるためです。
1社だけの査定で決めてしまうと、その金額が妥当かどうかを判断できません。
複数の会社に査定を依頼し、被害の内容を同じように伝えたうえで、金額と売り方の提案を比べてください。
知っている被害は伝えてください。伝えずに売ると、引き渡したあとに責任を問われることがあります。
伝えておくほうが安全です。被害があった時期と、対処した内容を書いておきます。
費用をそのまま上乗せできるとは限りません。ただし、対処済みであることは、値引きの交渉を減らす材料になります。
先に被害の範囲を調べておくと、不動産会社と売り方を相談しやすくなります。駆除するかどうかは、査定の結果を見てから決めても遅くありません。
ネズミが出る家でも、売却はできます。
・被害の範囲と侵入口を確認する
・駆除、封鎖、清掃を済ませ、記録を残す
・知っている被害は、物件状況報告書に書いて買主に伝える
・費用をかけたくない場合は、現状のまま売るか、買取を検討する
・査定は複数の会社に依頼して比べる
対処をして、正しく伝えること。それが、価格とトラブルの両方から自分を守ります。
契約の内容や責任の範囲は、物件ごとに変わります。判断に迷うときは、売却を依頼する不動産会社に相談してください。