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「床がふかふかする」
「春先に、家の中で羽アリを見かけた」
そんな家を売ることになったとき、多くの方がこう悩みます。
「シロアリが出た家なんて、売れるのだろうか」
「黙って売ったら、あとで問題になるのだろうか」
結論から言うと、シロアリ被害がある家でも売却はできます。
ただし、被害の程度がわからないまま売り出したり、知っている被害を伝えずに売ったりすると、大きな値引きや、引き渡したあとのトラブルにつながります。
この記事では、FP2級の視点から、査定に影響するポイント、売却前にやっておく対処、買主への伝え方、そして駆除をせずに売る方法までを順番に解説します。
「知らなかった」で損をしないように、売り出す前に一度確認しておいてください。
シロアリの被害は、家によって程度がまったく違います。
床下の一部で見つかり、すでに駆除が済んでいる家と、土台や柱まで被害が進んでいる家とでは、売り方も価格も変わります。
大切なのは、「どこまで被害があるのか」を売主自身が把握しておくことです。
被害の範囲がはっきりしていれば、買主も不動産会社も、修繕にかかる費用を見積もることができます。
シロアリは、床下の土台や柱など、家を支える木材を食べます。
構造部分に被害があると、修繕の費用が大きくなり、その分が価格に反映されます。
駆除が済んでいて被害が止まっている家と、今もシロアリがいる家とでは、買主の受け止め方が大きく違います。
いつ駆除をしたのか、予防の施工をしているのか、保証の期間が残っているのか。
こうした履歴がそろっている家は、買主に安心してもらいやすくなります。
次のような様子があれば、シロアリの被害が疑われます。
・床を歩くと、きしんだり沈んだりする場所がある
・春から初夏にかけて、家の中や周りで羽アリを見かけた
・基礎や壁に、土でできた細い筋のような道がある
・柱をたたくと、中が空洞のような音がする
一つでも当てはまる場合は、売り出す前に確認しておいてください。
シロアリの被害は、床下など目に見えない場所で進みます。
自分で床下に入って確認するのは難しいので、専門の業者に調査を依頼するのが確実です。
被害が見つかった場合は、駆除と、再発を防ぐための予防の施工をセットで行います。
「駆除が済んでいて、予防もしてある」という状態で売り出すと、買主に説明しやすくなります。
シロアリの駆除は、床下での作業と専用の薬剤が必要になります。自分でやるには限界があります。
料金の相場や業者の選び方を先に知っておくと、見積もりを比べやすくなります。次の記事が参考になります。
大和郡山市のシロアリ駆除について|料金相場や業者の選び方・最新技術まで徹底解説 | コラム | 奈良県でシロアリ駆除や除菌対策を行うならハウスクリーン | 丁寧な作業
奈良県やその周辺でシロアリの被害にお困りの方は、お店の情報もご覧ください。
奈良県でシロアリ駆除や除菌対策を行うならハウスクリーン | 丁寧な作業
業者に依頼したら、次の書類を必ず保管しておきます。
・調査の報告書
・施工の内容がわかる書類と写真
・保証書
シロアリの予防の施工には、保証の期間が付くのが一般的です。保証が残っている家は、買主にとって安心材料になります。
建物状況調査は、専門の資格を持つ人が、建物の傷みや不具合を調べるものです。
売主の側で先に調査を受けておくと、建物の状態を客観的に示すことができます。「調べたうえで売っている」という事実が、買主の不安を小さくします。
被害を受けた土台や床は、駆除だけでは元に戻りません。
修繕してから売るか、そのまま売るかは、費用と売却価格のバランスで決めます。まずは複数社の見積もりを取り、相場を知っておくと判断しやすくなります。
リフォームの見積もりを比較する方法は、こちらの記事で紹介しています。
リフォームガイドの評判は?使ってわかった本当のメリット・デメリットを解説
家を売るときは、売主が知っている不具合を買主に伝えます。
一般的には、「物件状況報告書(告知書)」という書類に記入して、買主に渡します。雨漏りと並んで、シロアリの被害はこの書類で確認される代表的な項目です。
今の被害だけでなく、過去に被害があった場合や、駆除をした履歴も書いておきます。
知っていた被害を伝えずに売ると、引き渡したあとに、買主から修理や損害賠償を求められることがあります。
売買契約書に「売主は責任を負わない」という特約を入れていても、知っていて伝えなかった不具合については、責任を免れることができません。
隠して高く売るよりも、伝えたうえで売るほうが、結果として売主を守ります。
駆除と予防が済んでいる場合は、次の内容をまとめて伝えます。
・被害があった時期と場所
・駆除と予防の施工をした日
・依頼した業者と、保証の期間
・修繕をした場合は、その内容
対処済みであることを書類で示せれば、買主の不安はぐっと小さくなります。
駆除や修繕の費用をかけず、今の状態のまま売り出す方法です。
被害の内容を伝えたうえで、その分を価格に反映して売ります。買い手が見つかるまでに時間がかかることがあります。
不動産会社に直接買い取ってもらう方法です。
買取業者は、修繕やリフォームを前提に買うため、被害がある家でも売りやすくなります。ただし、価格は仲介で売る場合より低くなるのが一般的です。
被害が大きく、建物に価値が付かない場合は、解体して土地として売る方法もあります。
ただし、解体の費用がかかります。建物がなくなると、土地の固定資産税が上がる場合もあります。解体する前に、不動産会社に相談してください。
シロアリ被害がある家は、不動産会社によって評価が分かれます。
「修繕すれば問題ない」と見る会社もあれば、大きく減額する会社もあるためです。
1社だけの査定で決めてしまうと、その金額が妥当かどうかを判断できません。
複数の会社に査定を依頼し、被害の内容を同じように伝えたうえで、金額と売り方の提案を比べてください。
一括査定の使い方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
不動産査定ならイエウール|実際に使った人の口コミと注意点を本音で解説
知っている被害は伝えてください。伝えずに売ると、引き渡したあとに責任を問われることがあります。
伝えておくほうが安全です。被害があった時期と、駆除をした時期を書いておきます。
被害の程度と、駆除や修繕にかかる費用によって変わります。先に調査と見積もりを取り、査定の結果とあわせて判断してください。
床下は自分で確認しにくい場所です。売り出す前に、専門の業者の調査か、建物状況調査を受けておくと安心です。
シロアリ被害がある家でも、売却はできます。
・被害の範囲を、専門の業者の調査で確認する
・駆除と予防の施工を済ませ、保証書と記録を残す
・過去の被害も含めて、物件状況報告書に書いて買主に伝える
・費用をかけたくない場合は、現状のまま売るか、買取や解体を検討する
・査定は複数の会社に依頼して比べる
被害をはっきりさせて、正しく伝えること。それが、価格とトラブルの両方から自分を守ります。
契約の内容や責任の範囲は、物件ごとに変わります。判断に迷うときは、売却を依頼する不動産会社に相談してください。
売却の前に知っておきたい疑問は、こちらの記事にもまとめています。
家を売る前に読むQ&A|不動産売却のリアルな声集めました